Document of Smell from Home
各回プログラムで抽出された「匂いの官能分析:スパイダーチャート」と匂いにまつわるストーリーを公開。
においの記録と分析方法
1.「くんくんTime」
ワークショップ後半は、におい探しの時間
① においの素材を選ぶ
② においを味覚で分類する
③ 感じた印象を言葉にする
2.「においを味覚で分類する」
日本の伝統的な遊び香道(聞香)で、香木のにおい分類と鑑賞の基本に使われる六国五味(りっこくごみ)に倣い、においを味覚(甘い、辛い、酸っぱい、苦い、鹹(塩辛い))で分類しています。私たちは、においを表現する言葉を数多く持っていません。そのため、味覚に見立てたり、名詞、形容詞(〜のような)の表現で、においの印象を表現します。
3.「においをことばで表す」
”ひとり一人が語るにおいの記憶“は、今を切り取る鏡のようにその人自身を映し出しています。選んだにおいから、
昔の記憶が蘇ったり、一緒にいる家族の振る舞いや日常生活を改めて振り返るきっかけになっています。
ことばは私たちと共に呼吸する生き物です。
時代の変化を刻む辞書のように、参加者の「においの言葉」をこのページに記録・収集しています。
SUMMER
*下記の図をクリックすると、参加者個々のチャートが見られます!
August #1 8月20日(木)参加者:10名
August #2 8月27日(木)参加者: 11名
人に関するにおいの経験、印象の集積
季節や幼い頃の記憶、家族のぬくもり
AUTUMN
September #3 9月19日(土)参加者:10名
一人ひとりの心に潜む存在・記憶
October #4 10月23日(金)参加者:10名
生活の見つめ方ー個性的なにおいの痕跡ー
WINTER
November #5 11月28日(土)参加者:8名
人生の記憶ー私をつくるかおりー
December #6 12月12日(土)参加者:10名
触れるにおいー味わい尽くすー
SPRING
February #7 2021年2月3日(水)参加者:8名
参加者から、このコロナ禍で気になたにおいについて、お聞きしています。
今まで気づかなかった自分を知る機会になったり、様々な関係性の再発見に繋がり、とても魅力的なストーリーが集まっています。
リモートの距離感は、個々が感じた匂いを届けられないところが、私たちに想像する魅力を与えてくれます。会える時までのお楽しみになったり、未来へのお土産が沢山届いています。
・SUMMER 8月20日Program#1 + 8月27日Program#2
・AUTUMN 9月19日Program#3 + 10月23日Program#4
・WINTER 11月28日Program#5 + 12月12日Program#6
・SPRING 2021年2月3日 Program #7 (Coming soon)
2021年助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団
2020年助成:横浜市文化芸術支援プログラム、文化庁芸術家支援助成
2020,2021年 協力:白須未香氏プログラム:This workshop was partly supported by JST-Mirai Program (JPMJMI17DC, JPMJMI19D1)
KAKENHI grants from the Japan Society for the Promotion of Science (18K14651).
Home page image photo: 南俊輔